体型維持やダイエット中でも、小腹が空いた時についつい何か食べたくなるものです。しかし、間違った間食選びが体重増加につながり、ダイエットの努力を台無しにしてしまうことも。そこで今回は、現役トレーナーとして多くのクライアントの体型管理をサポートしてきた経験から、太りにくく、むしろ健康やボディメイクに役立つ間食を4つご紹介します。これらの間食は栄養価が高く、満足感があり、続けやすいものばかりです。新しい趣味として料理を始めた方にもアレンジしやすいメニューですので、ぜひ参考にしてください。
こんにちは!トレーナーの奥本です!
このブログは、高槻と長堀橋、松屋町のパーソナルジムPALMで食事指導を行う現役トレーナーが健康で美しい身体になるための豆知識などをお届けしています。
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なぜ間食選びが重要なのか?
多くの方がダイエットに挫折する理由の一つが「間食の管理の難しさ」です。特に以下のような状況で間食の誘惑は強くなります:
- 仕事や勉強の合間に集中力が切れた時
- 夕食までの時間が空きすぎて空腹を感じる時
- ストレスを感じた時の気分転換として
- 夜遅くに小腹が空いた時
これらの場面で高カロリーなスナック菓子や糖分の多いお菓子を選んでしまうと、知らず知らずのうちにカロリー過多となり、ダイエットの妨げになります。
しかし、間食そのものが悪いわけではありません。実際、適切に選ばれた間食は以下のようなメリットがあります:
- 極端な空腹を防ぎ、次の食事での過食を抑制
- エネルギー補給による集中力の維持
- 必要な栄養素の追加摂取
- 代謝の維持
つまり、太りたくない時こそ「何を間食として選ぶか」が重要なのです。今回ご紹介する4つの間食は、現役トレーナーとして多くのクライアントに推奨している、健康的でボディメイクにも貢献する間食です。
間食①:タンパク質の宝庫「ゆで卵」

なぜゆで卵が理想的な間食なのか
ゆで卵は、太りたくない時の間食として最も理想的な食品の一つです。その理由は以下の通りです:
- 高タンパク質・適度な脂質:卵1個あたり約6gのタンパク質と約5gの良質な脂質を含みます。タンパク質は消化に時間がかかるため、満腹感が持続します。
- 低炭水化物:糖質量が非常に少なく、血糖値の急上昇を引き起こしません。
- 栄養価の高さ:ビタミンA、D、E、B群、鉄分、亜鉛など、多くの栄養素を含む完全食品です。
- 携帯性と手軽さ:事前に茹でておけば、オフィスや外出先でも手軽に食べられます。
ゆで卵の効果的な取り入れ方
- 朝のうちに茹でておく:2〜3個を朝に茹でて冷蔵庫に保存しておけば、いつでも手軽に食べられます。
- 少量の塩を添えて:少量の天然塩を添えると、満足感が増します。ただし、塩分の取りすぎには注意しましょう。
- アレンジレシピ:アボカドと合わせたり、トマトと一緒に食べると栄養バランスが良くなります。
注意点
- 卵アレルギーのある方は避けてください。
- コレステロールが気になる方は、卵黄を控えめにする選択も可能です。ただし、最近の研究では健康な人であれば1日1〜2個の卵の摂取は問題ないとされています。
間食②:手軽に栄養補給「プロテイン」

プロテインが間食に最適な理由
プロテインは、元々アスリートやボディビルダーのための栄養補助食品というイメージがありましたが、現在では健康的な間食として多くの方に利用されています。
- 高タンパク質・低カロリー:プロテイン1杯(約20〜30g)で約20gのタンパク質を摂取でき、カロリーは100〜150kcal程度と低めです。
- 満腹感の持続:タンパク質の摂取により、空腹感を長時間抑えることができます。
- 様々なフレーバーで飽きない:チョコレート、バニラ、ストロベリーなど多様なフレーバーがあり、甘いものへの欲求も満たせます。
- 準備の手軽さ:水や牛乳に溶かすだけで簡単に準備できます。
効果的なプロテインの活用法
- 午後の小腹対策に:特に15時〜16時頃の間食としてプロテインを取り入れると、夕食までの空腹を和らげることができます。
- 水よりも無脂肪乳や豆乳と混ぜる:より満足感を得たい場合は、水ではなく無脂肪乳や豆乳と混ぜると良いでしょう。ただし、カロリーは若干増加します。
- フルーツと組み合わせる:バナナやベリー類を加えてスムージーにすると、栄養バランスが向上します。
プロテイン選びのポイント
- 成分表をチェック:糖分や脂質が多すぎないものを選びましょう。
- 人工甘味料の少ないもの:過剰な人工甘味料は避けるのが望ましいです。
- 消化吸収の良いもの:ホエイプロテインは消化吸収が早く、間食に適しています。
間食③:体を温め満足感が高い「味噌汁」

味噌汁が優れた間食である理由
一見すると間食というより食事の一部というイメージの味噌汁ですが、実は理想的な間食オプションです。
- 低カロリー:具材にもよりますが、基本的に一杯50〜100kcal程度と低カロリーです。
- 温かさによる満足感:温かい食べ物は満腹中枢を刺激し、少量でも満足感を得やすいという特徴があります。
- 発酵食品としての健康価値:味噌は発酵食品であり、腸内環境を整える効果が期待できます。
- アレンジの自由度:豆腐、わかめ、野菜など様々な具材を加えることで、栄養バランスを調整できます。
間食としての味噌汁の活用法
- タンパク質を加える:豆腐、油揚げ、納豆などのタンパク質源を加えることで、満足感がアップします。
- 食物繊維を意識:海藻類やきのこ類など、食物繊維の多い食材を入れると腹持ちが良くなります。
- インスタントタイプの活用:オフィスでも手軽に楽しめるよう、個包装のインスタント味噌汁を常備しておくと便利です。ただし、塩分量には注意しましょう。
健康的な味噌汁作りのコツ
- 減塩味噌を選ぶ:塩分を控えめにしたい場合は、減塩タイプの味噌を選びましょう。
- 具だくさんに:野菜やきのこをたっぷり入れることで、栄養価と満足感がアップします。
- だしにこだわる:化学調味料ではなく、昆布やかつお節などの天然だしを使用するとより健康的です。
間食④:少量で栄養満点「ナッツ類」

ナッツ類が理想的な間食である理由
ナッツ類はカロリーが高いというイメージがありますが、適量を摂取すれば理想的な間食となります。
- 良質な脂質:ナッツに含まれる脂質のほとんどは不飽和脂肪酸で、健康に良い油です。
- 高タンパク質:特にアーモンドやクルミは植物性タンパク質を多く含みます。
- ビタミン・ミネラル豊富:ビタミンE、マグネシウム、亜鉛など、美容と健康に役立つ栄養素が豊富です。
- 携帯性の高さ:小分けにしておけば、どこでも手軽に食べられます。
ナッツ類の効果的な取り入れ方
- 一日の適量を守る:25g(約一握り)程度を目安にしましょう。カロリーは高めなので、量に注意が必要です。
- 無塩・無糖タイプを選ぶ:塩や砂糖がコーティングされていないナッツを選びましょう。
- 複数の種類をミックス:アーモンド、クルミ、ヘーゼルナッツなど数種類をミックスすることで、様々な栄養素をバランスよく摂取できます。
おすすめのナッツの組み合わせ
- 脳の健康に:クルミ(オメガ3脂肪酸が豊富)
- ビタミンEの補給に:アーモンド(抗酸化作用のあるビタミンEが豊富)
- ミネラル補給に:カシューナッツ(マグネシウム、亜鉛などのミネラルが豊富)
- 食物繊維の補給に:ピスタチオ(食物繊維が豊富で腹持ちが良い)
間食の効果的な取り入れ方と注意点

間食のタイミング
間食は、主食と主食の間の空腹感を和らげるためのものです。効果的なタイミングとしては:
- 午前の間食:10時〜11時頃(朝食から3時間程度経過後)
- 午後の間食:15時〜16時頃(昼食から3時間程度経過後)
この時間帯に適切な間食を摂ることで、次の食事での過食を防ぐことができます。
間食の量とカロリー目安
太りたくない時の間食は、以下のカロリー目安を参考にすると良いでしょう:
- 女性:100〜150kcal程度
- 男性:150〜200kcal程度
これは、おおよそ以下の量に相当します:
- ゆで卵:1〜2個(約80〜160kcal)
- プロテインドリンク:1杯(約100〜150kcal)
- 具だくさん味噌汁:1杯(約50〜100kcal)
- ミックスナッツ:小さじ1〜2(約90〜180kcal)
避けるべき間食
ダイエット中や体型維持のために避けたほうが良い間食には、以下のようなものがあります:
- 精製糖を多く含む菓子類:血糖値の急上昇を引き起こし、脂肪蓄積を促進します。
- 精製炭水化物(白いパンやクラッカーなど):満足感が得られにくく、すぐに空腹感が戻ります。
- フライドポテトなどの揚げ物:トランス脂肪酸を含み、高カロリーです。
- 市販のフルーツジュース:果糖を多く含み、知らず知らずのうちにカロリー摂取が増えます。
太りにくい間食習慣を身につけるコツ

事前準備の重要性
忙しい日常の中で健康的な間食を続けるためには、事前準備が鍵となります。
- 週末にゆで卵を作り置き:週の始めに6〜10個のゆで卵を茹でて冷蔵庫に保存しておくと便利です。
- プロテインシェイカーの常備:オフィスや外出先にシェイカーとプロテインの小分けパックを持っていくと、いつでも手軽に摂取できます。
- 味噌汁の具材を冷凍保存:よく使う具材(わかめ、ねぎ、豆腐など)を小分けにして冷凍しておくと、急な空腹時にもすぐに対応できます。
- ナッツの小分けパック作り:週の始めに一日分(約25g)ずつ小分けにしておくと、食べ過ぎを防げます。
間食を楽しむ工夫
健康的な間食は、単なる空腹凌ぎではなく、日々の健康習慣として楽しむことが大切です。
- 新しい味のバリエーションを試す:プロテインの新しいフレーバーを試したり、味噌汁に季節の野菜を取り入れるなど、飽きない工夫をしましょう。
- 間食の時間を意識的に楽しむ:急いで食べるのではなく、数分でも良いので座って、食べる行為に集中することで満足感が高まります。
- 同僚や家族と共有する:健康的な間食の習慣を周囲の人と共有することで、モチベーションアップにつながります。
- レシピ開発を新しい趣味に:ヘルシーな間食レシピを研究することで、食に対する知識も深まり、新しい趣味として楽しめます。
間食とボディメイクの関係
適切な間食は、単に太らないだけでなく、積極的なボディメイクにも貢献します。特にトレーニングをしている方にとって、間食は重要な栄養補給のタイミングとなります。

トレーニング前の間食
トレーニング1〜2時間前の間食は、エネルギー源の確保に役立ちます。この時間帯におすすめなのは:
- プロテインと果物の組み合わせ:タンパク質と適度な糖質を同時に摂取できます。
- ゆで卵と少量の全粒粉クラッカー:持続的なエネルギー補給になります。
トレーニング後の間食
トレーニング後30分以内の間食は、筋肉の回復と成長を促進します:
- プロテインドリンク:素早く吸収されるホエイプロテインが理想的です。
- ゆで卵とバナナ:タンパク質と糖質を同時に補給できます。
日常的なボディメイクのための間食戦略
体型管理のために間食を活用する際のポイントは以下の通りです:
- タンパク質を優先:筋肉量の維持・増加に貢献します。
- 食物繊維を意識:腹持ちを良くし、腸内環境も整えます。
- 良質な脂質を適量摂取:ホルモンバランスの維持に役立ちます。
- 水分摂取を忘れずに:しばしば喉の渇きと空腹感は混同されます。
まとめ:健康的な間食習慣で理想のボディメイクを

今回ご紹介した4つの間食(ゆで卵、プロテイン、味噌汁、ナッツ類)は、どれも「太りたくない時」に最適な選択肢です。これらの間食には以下の共通点があります:
- 高タンパク質:筋肉の維持・成長に貢献し、満足感も高い
- 栄養密度が高い:少量でも必要な栄養素をしっかり摂取できる
- 血糖値の急上昇を引き起こさない:緩やかな血糖値の上昇により、エネルギーの安定供給が可能
- 準備や持ち運びが比較的容易:日常生活に取り入れやすく、続けやすい
これらの間食を上手に活用することで、無理なくダイエットを継続し、健康的なボディメイクを実現することができます。一時的な食事制限ではなく、長期的に続けられる食習慣として、これらの間食を日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
健康的な間食習慣は、ただ太らないだけでなく、エネルギッシュで活力ある毎日にもつながります。新しい趣味として健康的な食習慣を楽しみながら、理想のボディラインを目指しましょう。
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