こんにちは!トレーナーの奥本です!
このブログは、高槻と松屋町のパーソナルジムPALMで食事指導を行う現役トレーナーが健康で美しい身体になるための豆知識などをお届けしています。
皆さんの日常生活が少しでも豊かになるよう発信しますので、定期的にチェックしてみてくださいね。今回は多くの方から質問を受ける「1食あたりのタンパク質摂取量」について、科学的根拠と実践的なアドバイスを交えながら詳しく解説していきます。
なぜ1食20gのタンパク質が理想的なのか
筋肉の成長と維持には、適切なタンパク質摂取が不可欠です。特に1食あたり20gという数値には、重要な科学的根拠があります。タンパク質は体内で分解されてアミノ酸となり、筋タンパク質の合成を促進します。研究によると、一度の食事で筋タンパク質合成を最大限に高めるには、良質なタンパク質を20-25g摂取することが理想的とされています。
タンパク質の質も重要
単にタンパク質を20g摂取すれば良いというわけではありません。タンパク質の質、特に必須アミノ酸の含有量も重要な要素です。筋肉の成長に特に重要なのが分岐鎖アミノ酸(BCAA)、中でもロイシンです。良質なタンパク質源として以下のものがおすすめです:
- 鶏むね肉(100gあたり約23gのタンパク質)
- 卵(1個あたり約6-7gのタンパク質)
- 魚類(マグロ、サーモンなど。100gあたり約20-25gのタンパク質)
- プロテインパウダー(1スクープあたり約20-25gのタンパク質)
- 豆腐(100gあたり約8gのタンパク質)
1日の摂取タイミングと分配
1日のタンパク質摂取量を考える上で、重要なのは均等に分配することです。例えば、1日の目標が80gであれば、それを朝食20g、昼食20g、夕食20g、間食20gというように分けることで、より効率的な筋タンパク質合成が可能になります。
特に重要なのは以下の時間帯です:
- 起床直後:夜間の異化作用を止める
- トレーニング前後:筋肉の分解を防ぎ、合成を促進
- 就寝前:夜間の回復をサポート
実践的な食事例
それでは、具体的にどのような食事で20gのタンパク質を摂取できるのか、実例を見ていきましょう。
朝食の例:
- ゆで卵2個(12g)+ プロテインヨーグルト(8g)
- オートミール(4g)+ プロテインパウダー(20g)
昼食の例:
- サラダチキン1パック(24g)
- まぐろの刺身(100g)+ 納豆(8g)
夕食の例:
- 鶏むね肉のグリル(100g)+ サラダ
- 豆腐ハンバーグ(豆腐200g + 鶏ひき肉100g)
注意点とよくある間違い
タンパク質摂取に関して、よくある誤解や注意点についても触れておきましょう:
- 過剰摂取への懸念
過剰なタンパク質摂取は健康な人であれば特に問題ありませんが、腎臓に負担がかかる可能性があります。必要以上の摂取は避けましょう。 - 吸収効率の誤解
「一度に30g以上摂取しても無駄になる」という話をよく聞きますが、これは部分的に正しいものの、完全な無駄というわけではありません。ただし、効率を考えると20-25gが理想的です。 - 質の軽視
量だけでなく、タンパク質の質も重要です。動物性タンパク質は一般的に必須アミノ酸のバランスが良好です。
まとめ:実践的なアドバイス
最後に、実践的なアドバイスをまとめておきましょう:
- 食事の記録をつける
最初の1-2週間は、食事内容とタンパク質量を記録することをおすすめします。これにより、自分の摂取パターンが把握できます。 - 準備を怠らない
忙しい日でもタンパク質摂取を確保できるよう、プロテインパウダーやプロテインバーなどを常備しておくと便利です。 - 段階的な改善
いきなり理想的な摂取量を目指すのではなく、現状から少しずつ改善していくアプローチが継続的です。 - 水分摂取の重要性
タンパク質摂取量を増やす際は、十分な水分摂取も忘れずに行いましょう。
ボディメイクは一朝一夕には完成しません。しかし、1食あたり20gのタンパク質摂取を意識することで、確実に結果につながっていきます。この記事を参考に、ぜひ実践してみてください。
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